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コンクリートと
アスファルトの違い

コンクリートの路面は丈夫で紫外線にも強く劣化しにくいという特長がありますメンテナンスコストを減らすために駐車場の路面に用いられることが多いのですが舗装完了までに工事日数を要するので交通量の多い道路などでは長期間通行止めに出来ないため施工しやすいアスファルトの方がよく使われています。

 

コンクリート路面の特徴

コンクリート舗装に使われる生コンは、水、砂、砂利、セメントを混ぜ合わせたものです。生コンは打設してから大体30日間以上の養生期間を置くことで硬化していきます。頑丈であり劣化しにくいという特長があり重量の大きな車両が頻繁に通るような主要道路に施工されていることが多いです。
ただ長期間に渡って乾かさないといけないので交通量の多い道路ではすべての路面にコンクリートを用いるわけにはいかず施工してから割とすぐに車両が通れるようになるアスファルトの方が道路では多く普及されています。

アスファルト路面の特徴

アスファルトとは原油を蒸留した時に発生する物質のことでビチューメン(瀝青材料)ともいいます。これは加熱することで接着性の高い素材になります。工事では150度前後まで加熱したアスファルトを敷いてローラー車両などでプレスし50度前後まで冷ますことで、車両が通れる道路が完成します。コンクリートと比べて施工期間が短く走行性も良いので全国的に普及しているのですが、紫外線や外圧によって劣化しやすいという難点もある素材です。

コンクリート舗装に適している路面

アスファルトよりもコンクリート舗装に適している路面には次のようなものがあります。

坂道の舗装

コンクリートはデパートの屋上駐車場に続く坂道の路面(スロープ)や急勾配のある農道など坂道が多い場所でよく使われています。なぜ坂道ではアスファルトよりコンクリートが多く使われるのか?というとアスファルトでは転圧機械が必要になるため圧力にムラが生じてしまう場合があるからです。そのため傾斜が16%~20%以上ある急勾配の道ではコンクリートで路面を舗装することが多くなります。

高規格幹線道路や主要道路

トラックのように重量の大きな車両が度々通る道には耐久性の高いコンクリートがよく使われています。例えば高速道路のような高規格幹線道路や国道バイパスなどの主要道路の一部はコンクリートで舗装されていているところがあります。

駐車場の路面

駐車場は維持管理コストを大幅に減らすことができるためコンクリートが使われているところがあります。例えば土の路面の駐車場なら除草するためのコストや手間が掛ってしまいます。またコンクリートに比べて劣化しやすいアスファルトにすると修繕に手間やコストが掛かります。コンクリートで駐車場の路面を施工すればそれらの手間やコストを減らすことが可能です。